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2009年1月29日 (木)

梅三昧・春はそこまで

Rimg16208 Rimg16210 Rimg16220_2 先週より蕾を出した梅が一気にほころび出し、気分はすっかり春になってきましたが、まだまだうっかり出来ず、突然の雪にまみれることも多い、この頃であります。週末は溜まってしまった仕事の段取り・制作やらで、快晴の天気を横目に自転車にも乗れず、気分消沈といった日が続いています。

この日は、午後、銀座に出向き伊東屋で建築設計用の黄色いトレーシングペーパーの巻物を購入し、中央通りを新橋方面へと散策しましたが、「THE GINZA」が閉店となっていたのには驚きでした。ここのセンスは「出しゃばらないが控えめでもない」といういかにも銀座的な文化の薫りとスタイリングに満ちて1975年スタートし、当初は紳士物も、抜群のセレクトセンスで広告関係の諸氏をはじめ人気でしたが、いつの間にか、トレンド追従型となってその銀座らしさは何処かへと行ってしまいました。ここの地下にあったギャラリーも優れたキュレーションで、玄人好みの企てが続いてましたが、ネタが切れたのか・・・、だいぶ前に止めてしまったところでした。

ガックリしたついでに尾張町交差点方面に戻りましたが、「とらや」の季節羊羹のモダン・ニッポンな姿に吸い込まれ、『紅梅の橋』 http://www.toraya-group.co.jp/products/pro08/pro08_002.html という唸らせるネーミングとソフトなコントラストの姿に参り、一棹を購入。

銀座が何たるかなど全く理解していない、投資効率が本音の海外ブランドの跋扈する銀座で見てしまったからこそ、この攘夷志向を隠し味にした「とらや」のモダン・ニッポンの姿が一層、際立ったのかも知れません。

この羊羹にぴったりの俳句です。「白梅のあと紅梅の深空あり」・飯田龍太

さて、狭い日本の守旧派閥にとらわれない、とらやの、ますますのモダン化には首を傾げるお方も多いと聞きますが、高雅な老舗だからこそ先陣を切って、殻破りを試行錯誤する義務のようなものがあり、現状維持などは誰もが考えるこのご時勢、私は、とらやに、更なるノーブル・アグレッシブな感性の表現を期待しているのです。

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