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2009年2月10日 (火)

雪景色の意匠

Rimg12280 能衣装でありますが、このモチーフである雪笹と鳥の絵柄の構成がみごとです。雪は既に止んで、静けさだけの竹薮に突然、誰かが忍び込んだのか!、驚いた雀と思しき鳥がいっせいに飛び立ち、その勢いで笹に積もった真新しい雪が飛び散っているというみごとな時間の推移を織り込んだ衣装です。

能衣装のモチーフは具象と抽象の響き合うみごとな世界で、柔なアートの入り込む余地などなく、連綿として繋がる伝統文化の中でも極めてアバンギャルドな隠し味が満載であります。

能の動きは静と動を併せ表現しながらも、衣装はその演目の推移などを暗示しているわけで、その装飾の意味する洒落っぷりも、実に、お と な・・・なのです。

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