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2009年3月27日 (金)

水彩絵具のおさらい。

Rimg17617 Rimg17618 水彩絵具の面白さは、かたや精密な建築や機械部品の細部を精緻に表現できることでしょうし、かたや水の流れに委ねた、たらし込みから偶然表れる色彩の奥深さを、味わえることでしょうか・・・。

この間、しばらく休んでいた水彩画材を引っ張り出し、テーブル上の全てを片付け、大きな水彩紙に向かって、日本画で使う「彩色」という筆で円弧を描くように、暖色から寒色までパレットから適当に選び、描きました。この「彩色」という筆は水をたっぷりと吸い込んでくれ、ムラなく色調も安定するので、色の検証をするときはこれ以外の筆を使う気にはなりません。

実際は、色同士の相性で滲み具合にも好き嫌いが生じますが、あまり、頭の中で作為せず、ひたすら無心になって、流れと勢いに任せて一気に描ききりますと、これはこれで、色彩見本帖とは別の滲み見本帖をつくる元の目安になります。

以前、陶芸家の河井寛次郎が釉薬研究の基として、水彩画材による色出しに没頭していたことを、何かの本で読んだ記憶がありますが、確かに、このおさらいは気持ちを沈静させてくれると同時に、その時々の自分の好みなどが、まともに表れてしまうので、侮れない儀式なのです。

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