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2009年3月28日 (土)

和紙の新世界・杉原商店の挑戦

Rimg17518 最近、日本の伝統産業が各地で頑張り始め、それも、売れ筋を巧みに狙った世界と、クリエーティブ志向の世界が夫々、切磋琢磨して、従来にない素材・仕様の新機軸が打ち出されています。

この写真は先週、青山にある福井県のアンテナショップ・『ふくい南青山291』http://fukui.291ma.jp/で開催されたビジネスマート協賛特別販売会で見つけた、和紙の問屋『杉原商店』http://www.washiya.com/の商品です。まるで、戦車を敵の戦闘機から見えなくしているカムフラージュ・ネットのようでありますが、この新製法による和紙の表現は、タペストリーや、室内の設えにも応用出来そうな商品です。この会社の代表でもある、杉原吉直さんは、既成の和紙というイメージを越え、その可能性を探っている志の大きな方で、越前和紙に自由な表現力を与えるべく、日々、試行錯誤されています。

さて、私も知らなかったのですが、実は杉原商店の職人・沖茂八さん(故人)が作りだしたMOと呼ばれる水彩画用和紙は、イギリス・フランスなどの最高級水彩画紙と比較しても全く遜色ない、むしろ、吸い込み・滲み・発色ともに独自の表現が出来、世界最高と評価している画家も多いのです。今はご子息の沖桂司さんが引き継がれて作られています。この紙は神田・文房堂や、ミューズを通して購入することが出来ます。

此処、福井県に限らず、石川県・富山県の地場産業には連綿と繋がる素晴らしい伝統工芸の世界があり、しかも、守旧世界に埋没することなくお互いに競争しつつ、協力しあう姿勢も見え隠れしていて、越前・加賀・越中の今後は、他所には見られない方向性を生み出すエネルギーに満ち溢れています。

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