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2009年4月 6日 (月)

越前和紙の里を訪ねる。

Rimg17980 Rimg18016 Rimg18023 Rimg18141 先週、越前和紙の里・福井県越前市に行ってきました。お世話になった杉原吉直さんのご案内で、職人さんの紙漉き工房を何軒か伺いましたが、皆さんの技術は夫々持ち味が異なり、こちらの要望をほぼ完璧に作り出せる感性と手が覚えている微妙な匙加減をお持ちでした。さらに、暫く享受していなかった街並の落ち着きに、郷土の伝統をどっしりと受け止めている自信が表れ、なにかぐっと来るものがありました。この町は静かながら、1500年の永きに亘り和紙の製造に携わってきた誇りというものが生活環境の其処彼処に溢れかえっていたように感じました。

この日、ご紹介いただいた職人さんの中に、なんと、私が20年近く水彩画紙として惚れこんでいるMO紙の職人さん・沖桂司さんの工房をお邪魔することが出来ました。この紙は、沖さんのお祖父さんにあたる沖茂八さんが60年近く前に作られた傑作をお孫さんにあたる桂司さんが継承されているのです。MO紙は日本の紙素材の調合を西洋の紙漉き技法で作るという和魂洋才の代表例として、その品格も含め、私たちの新民芸ともいうべき逸品です。

何しろ、このMO紙の滲み具合と溜まり具合に魅せられて以来、他の紙との品格がまったく違うことが分かりましたし、水彩絵具の色見本貼としても、その発色の良さは圧倒的なのですから・・・。

東京では入手しにくいMO紙の葉書きも、この地に来ると販売している場所もあり、嬉しいひとときでありました。

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