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2009年4月19日 (日)

丸善・ダック(帆布)ノート

Rimg16105 Rimg16112 授業内容を記録したり企画会議の議事録などを速記するには、さほどきちんとしたノートなど要らないのでしょうが、自分の好きな事柄を系統無視して思いつくまま記述したりするノートは、長いお付き合いが予想されますから、見るからに正統的な姿というものが望ましいですね・・・。

丸善の大定番・マスターピースであるダックノートなどは、世界中数あるノートの中でもその頂点ともいえるノートでありましょう。

私はこのノートのことを高校時代の世界史の別枝達夫先生にひょんな会話の流れから知り、その後、ずいぶんと経ってから日本橋・丸善で購入し、あまりの書き心地のスムースさに感動し、今に至るまで、企画アイディアの素案からスケッチまで、欠かせないアイテムであります。

別枝先生は英国史の生字引としてその名を知られた学園の名物先生で、ハリスツイードのジャケットの胸ポケットにはダンヒルのブライヤーのパイプが覗いているという、ダンディズムの神様のような存在で、そのバリトン音域から聞こえる授業内容とともに、生徒にとって、ついつい父と比較してしまい、そのかっこよさの格差の物差しでもありました。

学園の先輩らが制服の下から覗かせるVAN JACKETのボタンダウンシャツよりもなぜかイギリスの気分濃厚なKENTというブランドのシャツに憧れたのにも、別枝先生の影響が無きにしも非ず、なのであります。

さて、私はスケッチに色鉛筆や水彩絵具を使うことが多く、このフルース紙の淡いクリーム色との相性が捨てがたく、いつもテーブルの脇に置いてあります。勿論、万年筆との相性も悪かろうことなく、そのすべり心地も、老舗の何たるか・・・、を見せ付けられるようであります。最近のダックノートは以前のものと比較して、帆布の織目の密度が甘くなった感がありますが、まだまだ、日本を代表するマスターピース・ステーショナリーなのであります。

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