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2009年5月16日 (土)

熱海・大火前の海岸通り2

22001698_1089_122  今や、殆どコートダジュールのリゾート地のような景観と見間違える伊豆・熱海でありますが、1950年4月13日・熱海大火の直前の写真には、戦前の政治家・実業家・文化人の別荘地であった保養地としての熱海から、鉄道・道路整備によって大衆観光地化し出した賑わいが分かります。

その後、東名高速の開設によってすっかり影を潜めた感がありましたが、一昨年は海岸を白砂にするなどの努力が功を奏し、ガソリン高騰の追風をあり、『安・近・短』の代表格として人気回復し、さらに海外からの顧客も一気に増えています。

さて、この写真ですが、バスも米軍の払い下げを塗り替えたと思しき何台かが走っていますし、アメリカ軍人関係者もちらほら見えます。海岸通りも完全に舗装されておらず、このような埃にまみれた中を、日本独特の温泉地風俗である、「どてら集団」が闊歩しています。

いい悪いは別にして、この風俗はその後全国の温泉・保養地の定番姿として延々と続き、ついには海外にもこのニッポンルックの勢いが伝播し、日本の農協団体が、さすがにどてらは持参しなかったでしょうが、「甚平・ステテコ姿」でフランスの一流ホテルのロビーを悠々と歩いていた1975年は、初めての出張の時でもあったので、さすがに辛いものを観てしまった・・・と思わざるを得ませんでした。

どてらの着流しに例えられる日本の風俗もその地域風景・風土・風習などと調和していれば、それはそれでひとつの生活文化なのでしょうが、場所を踏まえてないと、とんでもないトラブルの元となってしまうことになりかねません。時代が変わりファッションも変ったものの、よく状況を観て気くばりしないとなりませんね・・・。

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