« 維新とフランス展・東大総合研究博物館 | トップページ | 熊のプーさん・挿絵 »

2009年5月 5日 (火)

広重・下諏訪の寛ぎ

2101 広重は今でいうならば観光振興協会のお抱えイラストレーターのような役割だったのでしょうが、あっという間に大ブレークして、特に日本中がお伊勢参りの大流行の時代となると、もう日本全国観光ガイドブックの製作・編集・絵師の三役を独り占めしていたようなものです。

東海道五十三次のご当地シリーズなどは温泉宿場が顔を出して、その振興にも加担していたのではないかと思うほどの力が入っています。この下諏訪の絵は善光寺参りなどに往き来する人を描いたものですが、おそらく今で言えば午後五時頃の早い夕食をとっているところですし、左奥では今、到着したばかりなのでしょうか、ひとっぷろ浴びている旅人もいます。のんびりと豊かなライフスタイルを謳歌していた江戸時代の男には、ゴージャスではないものの、密度の濃い、贅沢三昧があったようです。

|

« 維新とフランス展・東大総合研究博物館 | トップページ | 熊のプーさん・挿絵 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/29019/6852407

この記事へのトラックバック一覧です: 広重・下諏訪の寛ぎ:

« 維新とフランス展・東大総合研究博物館 | トップページ | 熊のプーさん・挿絵 »