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2009年5月26日 (火)

カントリー懐メロ 聴き比べ

Gyui Fdux カントリーミュージックは、1960年代の中頃から都会的サウンドに味付けされたナッシュビルサウンドが一世を風靡し、仕掛け人のチェット・アトキンスを筆頭にビクターレーベルのコンセプトが大当たりしました。その中でもJim Reevesのヴェルヴェットボイスは今日でも色褪せることなく輝いていますし、その歌の上手さは別格です。しかし反作用として、テキサスのMoon Mullicanなどはブギウギピアノを駆使して、酒場の雰囲気たっぷりにホンキートンクサウンドを全開して、こちらも守旧派の皆さんには大うけでありました。

最近、You Tubeをいたずらしているとご両人が名曲「There's A New Moon Over My Shoulder」を歌っているのでお聴きいただくとその違いがお分かりかと思います。方や、Jim Reeves http://www.youtube.com/watch?v=mS-dMjFe2Hs&feature=PlayList&p=B785D4E05274A1C3&playnext=1&playnext_from=PL&index=66 は都会のセンスに溢れ、チェット・アトキンスのギターとビブラフォンのサウンドが上品なコラボレーション効果を生み出しているのに対し、Moon Mullican  http://www.youtube.com/watch?v=Pe067_0bKf8&feature=related は余計な装飾音なしにブルーステーストをたっぷりとブギのリズムに乗せ、紫煙に煙る酒場の気配を濃厚に表しています。バックに見える1950年代と思しき女性の風貌がよろしいですね・・・。

1970年代後半となると、Moon Mullicanの流れを源流としたウイリー・ネルソン等の世代がアウトロー・カントリーというラギッドなサウンドを採り入れ若い世代を中心に大人気となり、エレガント路線のナッシュビルサウンドは中途半端な都会向きの感覚がマンネリ化し、衰退していきます。

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