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2009年6月 4日 (木)

和菓子の意匠・青楓

Rimg16626 「傘にすけて擦りゆく雨の若葉かな  杉田久女」

 初夏の若葉は、その木が何であってもみずみずしさにあふれている。肌に爽快な風を受けて立つと、その同じ風に若葉がきらきらしている。

 単に「若葉」という以外に、個々の木の名のついたものがある。萌黄色で艶のある柿若葉、若葉が伸びると黒ずんだ緑の葉を落としてしまう椎若葉、樫若葉、常緑樹のんかでは最も美しい樟(くす)若葉、楓若葉なども季語に取り入れられている。他に初夏の緑を謳う言葉には新樹、新緑があり、日本人は光に満ちた夏空に、あふれる若葉を楽しむことが好きである。北から南まで若葉の新鮮さに覆われ夏は盛りに向かう。(和菓子づくし 講談社刊より)

京都の和菓子の老舗・上村義次http://www.hpmix.com/home/suhama/T1.htmによる、州浜生地http://www.hisaz.com/sweet/kyoto/7.htmlの楓若葉を落雁生地にあしらった逸品です。落雁生地と州浜生地との地肌のコントラストといい、乳白地に映える新緑色といい、箱を開けて目に飛び込む爽やかさといい、この小宇宙に冴える景色のみごとさ・・・、これこそ、和菓子の真骨頂なのであります。

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