« 何様式と呼べばよいか 香港藝術館は。 | トップページ | 吉祥寺 懐かしの通い道 »

2009年6月 1日 (月)

細野晴臣さんのうしろに。

01 30日の朝日新聞夕刊に、『追憶の風景・東京』というテーマで細野晴臣さんの写真と記事が載っていて、この人特有の時代を切り取るセンスが、世相の細かい部分と消えていく街のありようにも言及していて、まるで、私が自転車徘徊を通して掴んでくる世間の潮流とかなり同じ志向性のあることに、気付きました。さらに、細野さんの音楽作りは「思い出せない夢をなんとか思い出そうとする作業に似ている。郷愁が僕の力の源泉だよ。」「これまで、サウンド重視で来たけど、ギター一本でいい、メロディーとコードとことばがあれば、ほんのり幸せな音楽は作れるって改めて確信したよ。」と書いているとおり、今後も追憶と郷愁を通して、シンプルで長閑な曲趣を紡がれることでしょう。

それよりも気になったのが、ギターの左に飾られた一枚の額装された写真です。これは間違いなくカントリーミュージック界の不世出な歌姫、Pasty Clineであります。細野さんが彼女のポートレィトを飾っているくらいですから、相当、インスパイアされる何かがあるに違いありません。彼女は1963年、30歳で飛行機事故で亡くなりましたが、その歌声はYou Tubeを通してかなり多くの曲を再現することが出来ます。観念的にいえば、細野さんと対極にある感性の彼女が何故、このような場所に飾られているのか気になるばかりですが、最近の細野さんの音楽作りには、http://dwww-hosono.sblo.jp/隠し味として、1950年代から60年代のアメリカン・ミュージックの薫りがリファインされていて、その中にはたしかに、カントリーミュージックのエキスも散らばっています。

Pasty Clineはその堂々たる体格から歌い上げる伸びのある高音もさることながら、スローな曲をやや低目から歌い始める感性も抜群です。きっと、細野さんは偶然にも彼女の歌を聴いて、直感的にぞくっと来たのでしょう。彼女の歌声にはそれだけの惹きつける何かが溢れているのですから・・・。http://www.youtube.com/watch?v=b35SkJdDGV4

http://www.youtube.com/watch?v=5j4zTtMFwW4&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=bmLS_jkxPRs&feature=related

|

« 何様式と呼べばよいか 香港藝術館は。 | トップページ | 吉祥寺 懐かしの通い道 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/29019/29876608

この記事へのトラックバック一覧です: 細野晴臣さんのうしろに。:

« 何様式と呼べばよいか 香港藝術館は。 | トップページ | 吉祥寺 懐かしの通い道 »