« アルフレッド・ウォリス『二隻の帆船』 | トップページ | イサム・ノグチのあかり »

2009年6月30日 (火)

広重・大橋の大雨

Photo Photo 急に立ち上がった暗雲が一気に隅田川を跨いでしまい、大橋を渡る人々はとっさに手に入れた傘やら、米屋あたりでただでもらったようなムシロを被って逃げ惑っていますから、強烈な雨のようですし、川が生む風も一層冷たさを感じます。

何故か奥の風景が薄い淡色であしらわれ、更に角度をもってますから、ラジコン・ヘリで撮影したような臨場感があって、画面に動きをもたらしています。

それにしても、広重が発見したといってもよい、雨を直線で描く手法は、いまも漫画的表現として定着し、画面を観て直感的に全体の趣きと気配を一瞬のうちに把握できてしまうセンスには・・・、ひとこともありません。

今も新大橋を隅田川越えするときに、この版画のレリーフが目に入りますが、隅田川が湾曲しているところにあるこの橋は、スケールの大きさからして、なかなかの絶景であったに違いありませんね・・・。

|

« アルフレッド・ウォリス『二隻の帆船』 | トップページ | イサム・ノグチのあかり »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/29019/9998467

この記事へのトラックバック一覧です: 広重・大橋の大雨:

« アルフレッド・ウォリス『二隻の帆船』 | トップページ | イサム・ノグチのあかり »