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2009年6月 8日 (月)

日本の感性が動き出した。

Rimg20309 Rimg20311_2 Photo 01 先週の3、4、5の三日間、東京ビッグサイトで開催されたInterior Life Style展は国内外の生活関連の商品を中心にしたトレンド性を占う意味でも面白い展示会でした。この種の展示会は年に何回も開催され、似通ったテーマも多く、出店社も重複し鮮度に欠けていると囁かれますが、やはり現場に足を運ばないと、その空気感を掴むことが出来ません。又、この二年ほど前から徐々に、日本の独自性を前面に押し出した個人商店や地域プロジェクトが目立ち出し、年を追うごとにその内容と商品のレベルも洗練されてきました。これまでのモダンでシャープな頑張りすぎの趣きは殆ど消え失せ、伝統技法を現代的にソフトにリファインした、軽ろみのあるやさしい傾向が目につきます。

素材的にも、アルミ・錫・真鍮・鉄鋳物・木竹 などのハード系から和紙・絹・織物などのソフト系まで、たっぷりとあって、この広い会場の隅から隅まで掌握するのは至難の業でありますが、伝統の職人技を現代感覚にブラッシュアップしているところは何処も輝いて観えたのは私だけではなさそうでありました。方や、外国ブースは日本の精緻な技法と比較できないお粗末レベルのものばかりが目立ち、北欧の伝統である自然素材を使った商品以外、相変わらず無難なクラシックスタイルも多いのですが、客も少なく通り過ぎるばかりで、このスタイルは終止符を打つ時期が来たようにしか映りません。

たしかにトレンドは現代生活に適した伝統産業の活性化なのですが、国内のカジュアルなリビングショップや郊外アウトレットにはカラフルなリビングアイテムが多く、そのカラー設計は例のユニクロと同じくケミカル性が強すぎて、只の色彩実験・検証をしているのでは・・・、などと勘繰られそうな状況です。このような状況の中、もうひとつの旗頭としての日本のキャラクターとして、村上隆さんや若い世代が生み出すセンスアップされたコミックキャラクターがリビング分野にも参入して来そうな気配を、自転車徘徊していて目に入る若い世代の様子から感じるのであります。

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