グランド小池商店
駒沢から近場でお手軽な自転車コースといえば、多摩川堤ルートです。一年中、昨今の健康志向の影響で、混雑しますが、とりわけ、春と秋の季節ともなると、自転車はもとより、ジョギング・散歩・クラブ活動の皆さんも一気にこの狭い堤を占拠しますから、遅めに家を出ようものなら、渋滞に巻き込まれ、自転車を降りて歩かざるを得ないこと、度々です。
このルートですと、休憩の定番として、元読売巨人軍のグランドの裏にある、『グランド小池商店』は、外せません。川上哲治さんと、うりふたつの店主が、ほのぼのと店のベンチに座っているようすは、何となく映画のワンカットのようですし、最近、なかなか観られなくなった家族経営できりもりする姿も嬉しいのです。
この店には、今も往時の巨人軍の写真がところ狭しと飾られ、これを目当てに、来店する巨人ファンも多いとのことです。1950年代からほぼ50年分のお宝写真を観つつ、名物おでんに舌鼓を打つと、テレビ以前の、ラジオ野球中継で耳を澄ましていた、小学生の自分が蘇ってきます。
店の前は多摩堤通りの土手ですから、ほとんど空と通過する車しか見えず、不思議なアングルからは非日常的パノラマが展開します。
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