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2009年7月23日 (木)

夏の漁港写真を観て思い出す。夏の学校

1962 1075195803 写真:宮本常一

宮本常一さんが撮影した、対馬鰐湾漁港の写真を観ていると、50年以上前の小学校・夏の学校の頃を思い出します。まるで、カンカン照りで、焼け付いた石畳でも裸足で駆けようものなら、あまりの熱さに飛びあがりそうな雰囲気まで写っていますし、わんわんと鳴り響く蝉の声が聴こえてきそうな写真です。

下の写真は1958年の岩井海岸での様子です。普段の学校生活から解放された明るさもありますが、当時はまだのびのびと生徒一人ひとりの特性を活かした教育をしていた雰囲気が、生徒の顔つきに表れています。

勿論、冷房などあるわけなく、夜ともなれば開けっ放しの宿舎には蛾やこうもりまで飛んでくるといった、スリリングな環境を体験できたことは、今もその鮮烈な記憶残像が残っていることからみて、少年時代のビッグイベントでありましたし、蚊帳の中で、就寝前の大はしゃぎとしての枕投げ戦争なども佳き思い出であります。

あまり水泳の得意でなかった私は、写真に写っている昼ご飯の後に発表される、クラス分けにドキドキしていたのです。というのも、殆どの水泳師範は大学のラグビー部の怖そうなお兄さんたちで、もう泳ぐ前から行きの列車の中で、「今度行く海岸には、鮫なども出るそうだから、そういった時のためにも褌をさっと解いて長く見せないとダメなのだ・・・」、などとひたすら恐怖感をあおるのでした。もし、得意でない私が思いがけず上級クラスなどにでも入ってしまったなら、「一番置いてきぼりにあって、後ろからサメが狙っているのでは・・・」、などと、そちらの想像力だけは達者でありました。

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