メタリックで粗野な気配!。
ツルツル・ピカピカ・テカテカな素材感覚は、時代遅れの感がある自動車か、もしくは都市の一部のビルしか見られなくなり、社会の中心である若い層の身なりをはじめ、飲食世界の店舗で使われる建材などはラギッド・・・RUGGED「粗野な」 「無骨な」 「頑強な」感覚のものが台頭しています。
一生ものの身の回り品が、トレンドな品に代わって蘇り、長く付き合える品々の時代になって来たのでしょうが、商売する方はこれまで、時季ごとの切り替えと季節トレンドの先取りによって、そのイニシャチブを握っていたのですから、これからは賢い顧客が店を選別する時代に入って来たのかも知れません。
この他愛無い金属製の花器でさえ、その表面は研磨することが高級感と思っていた業界の一線を離れ、微妙なあやふや感のある仕上げですし、加飾としての唐草模様でさえ、ヨーロピアンエレガンスの繊細ラインではなく、大胆な骨太線です。
こと左様に、些細な生活品の世界にも、その時代時代の感性の影響が表れています。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント