デザインのコツ・・・「骨」展。
ついこの間、府中市美術館において、BRAUN社のブランディング・デザインポリシーの輝く軌跡 http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/Rams/index.html に圧倒され、軟弱な昨今の情報消費としてのデザイン傾向を諭された気がしましたが、東京ミッドタウン「21_21 DESIGN SIGHT」で開催されている「骨」展と呼ばれる展覧会も違った意味で出色な催しとなっています。http://robot.watch.impress.co.jp/docs/news/20090528_170308.html
先端工業製品から日本のからくり人形にいたるまで、モノのスケルトンを解体して見せてくれたり、コンピューター図像を通して構造をシミュレートしてくれたりと、私のようなアナログ系デザインに関わる者にとっては異星人としか云いようのないプレゼンテーションばかりであり、洗練さと先端性がみごとにマッチメートされた、企画展といえるでしょう。
洗練された生物の骨格に敬意を表しながらも未来のデザインに関わる骨格まで探求し、これらが一堂に展開する壮快さは、日々の仕事に追われ硬直化した脳内を洗浄するには極めつけの展覧会であること、間違いなしであります。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント