雑誌のぶら下がり・尾山台ハッピーロード
東急大井町線の町は夫々が渋い景色であったり、今風の店が街を席捲しだしたりと、時代の潮流の受け止め方も一駅一駅違っていて、自転車徘徊ならぬ銀輪徘走するにはもってこいの地域であります。
この尾山台周辺も大井町線と環状八号線の間の地域と大井町線と目黒通りの間の地域では風の流れ、街のもつ景観がまったく違い、爽やかさも手伝ってこの時季、気分良いひとときが味わえます。この街はハッピーロードという商店街の手本のような通りがあり、一軒一軒の元気よさと品々をきれいに見せている点は感心そのものなのです。
その商店街の中、古くからある尾山台書店などは平積みと棚容れしか考えそうもない一般書店の習慣の壁をぶち抜き、このようなぶらさがりの風鈴状態で最新の漫画本が勢ぞろいであります。本を大切にするスタンスからはこの発想など生まれるわけなく、もしかすると、この店主は雑貨として漫画を捉えているからなのかも知れません。それでも、思わず観てしまいますから、この罠にはめられただけでも店側の勝ちなのであります。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント