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2009年10月 1日 (木)

安井曽太郎

1 安井曽太郎の絵には、ある時代までの日本人の多くが持っていた律儀な精神が観られ、昨今の軽すぎる文化全般を見るに据えかねたときなどは、このような画趣を眺めるのが精神上、よろしいのかも知れません。

ターコイズを中心にブルーとグリーンを混ぜた配色が沈静効果を呼んでくれて、青磁器を好む私にもぴったりですが、方や梅原龍三郎のようなパワフルな画趣も元気をいただくという意味では捨てがたいわけですから、絵画といっても所詮は人間の気分や、その場のなりゆきで嗜好が左右されて、使い分けられるしまう宿命なのでしょうか。

さて、いまや諸芸術の筆頭格でもある絵画分野も、マーケットの流れに翻弄されて、アニメにその座を奪われかねない状況が目の前までやってきています。画商まかせだった時代は変わりつつありアーティスト自身がマーケットを創る時代となって、村上隆さんを筆頭に、その価格たるや完全にメディアそのものの卒倒するほどの高価格が目白押しなのであります。

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