« ちょっとしたことなのですが・・・。 | トップページ | こんな世界に思わず引き込まれてしまう・・・。 »

2009年11月 6日 (金)

1960 父のスナップ・神田川周辺

1961 Kugayama 6194701父が自宅の玄関側から北の方角を撮影したスナップが、大学ノートに挟まれて出てきました。挟まれていたページの日記の日付から1958年の晩秋です。

手前の雑木林は井の頭公園からずーっと高井戸方面まで繋がっている崖にあって、北に向かい急な斜面でしたからこどもにとっては絶好の遊び場で、休みともなれば同級生が遊びに来て、戦争ごっこに明け暮れていた場所です。気をつけないと、崖からいきなり神田川にどぼーんでしたから、子供たちの怖さを知らない暴れっぷりにハラハラしていた父は、遊びが終るまで監視の役をしていました。その先には収穫の済んだ田圃が延々と広がり、風にあおられて動く稲穂の波のような姿は毎年の風物詩で、近隣の散歩マニアの隠れスポットでもありました。この崖を降り、富士見が丘方面に向かうとカタクリの群生地があって、春になると、ここも、草花マニアで賑わっていました。写真では分かりにくいのですが、ぼんやりとした直線部分が井の頭線の線路で、車窓からは神田川と崖線の春夏秋冬の移ろいを愉しめました。残念なことに、1970年頃の台風、神田川が氾濫して、この水田が全滅し、井の頭線の操車場となり、現在に至っています。

このような場所で生まれ育ったわけですから、普段から自然環境と直接触れ合うことが出来、その後、華々しくも寿命の短い都市生活に関わる商品企画・販売・宣伝の仕事に没頭しても、家に帰るとこのような長閑な環境があったことは、精神的にもストレスが収まりバランスが取れていたわけで、今となっては贅沢の極みでありました。

1947年の米軍が撮影した航空写真と父が撮影した1958年では環境に変化はありませんが、現在のグーグルと比較すれば神田川流域の変化の激しさがお分かりかと思います。

|

« ちょっとしたことなのですが・・・。 | トップページ | こんな世界に思わず引き込まれてしまう・・・。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/29019/29158049

この記事へのトラックバック一覧です: 1960 父のスナップ・神田川周辺:

« ちょっとしたことなのですが・・・。 | トップページ | こんな世界に思わず引き込まれてしまう・・・。 »