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2009年11月24日 (火)

1970年代・伊勢丹広告

197005 1960年代から東京山手の中流層に焦点を絞り、比較的良識な感覚のファッションを中心に支持を得てきた伊勢丹ですが、その背景には、自前で構想し、分析し、企画開発するノウハウが重ねられていました。サイズ統計・適正素材選択・機能用途別分類のデータ化・その時代に適した商品構成・売場構成などを研究するセクションをすでに1960年代前半からスタートし、その分野はファッション・リビング・食品のほぼ全領域をカバーしていました。

この写真は1970年代前半のものですが、このような地道な分野でも人間工学を元に長く使えるきちんとした道具設計をしていました。この商品は某メーカーと協同開発でしたが、伊勢丹のみならず、全国の百貨店から地方の小売店まで販売され、伊勢丹はロイヤリティ収入を計っていたのです。

1970年代の伊勢丹は各販売部門とも独自の商品開発に没頭していて、他所の百貨店が取引先依存の仕入れ主体であったのに対し、伊勢丹は『若さとバイタリティ』という錦の御旗で、元気良く地方の産地から世界の産地まで飛んで歩いて商品開発の機会を探っていました。この経験の人脈パイプの蓄積がやがて独自のコンセプトをもった、伊勢丹流の商売のノウハウの源流となり、花咲くことになりました。

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