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2009年11月16日 (月)

安西水丸さんのスタンス。

Rimg23941Rimg24420  最近手にした雑誌に立て続けに登場した、安西水丸さんのイラストエッセィなどは、久しぶりのオヤジの癒し随筆となっていて、水丸さん独自の町・街考現学のスタンスは相変わらず冴えています。

一冊は『青山時間』という雑誌で、青山界隈のショップに置かれていますから、目にされた方もいらっしゃるかと思います。新潟・長野・富山・ロンドン・鳥取・鹿児島・奈良に出張したときのスケッチ日記ですが、簡潔ながらつぼを押さえた文脈にはいつも頭がさがりますし、理屈っぽくない内容は名うての隠れ文人としての品格があります。

もう一方の『藝術新潮』は「京都千年のタイムカプセル・冷泉家のひみつ」特集で、国宝級の書が満載され、その美しさに改めて目が覚めます。古典の典型を見つつ、ページを捲ると、ここにも安西さんの「安西水丸さんとゆく南青山裏道さんぽ」が、たっぷりと掲載されています。水丸さんも大の自転車大好き小父さんですが、性能・機能にそれほど拘ることなく、街に溶け合った静かな姿の自転車をお好みです。水丸さんは歩きの達人でもあり、とくに、青山・赤坂界隈に関しては永く暮らしていることもあり、その全てを丸暗記されてるくらい、表現が微にいり細にいり、その街の片隅のカケラひとつさえも見逃さない視線の動きは、「老けづくり」の名人とは思えない鋭さなのです・・・。安西水丸さんの描く、柔らかいモダンなイラストレーションのような特集でしたから、このクラシック中心の号の中で、オアシスのような一服の清涼感を味わいました。

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