美しい広告・伊勢丹1981
ちょっと懐かしい印象の新聞広告ですが、1981年伊勢丹の秋のファッション広告です。伊勢丹宣伝部とライトパブリシティがタッグになって、掲載商品・紙面構成を練り上げて展開したシリーズ広告のひとつです。創業以来の伝統マークから一転、若さとバイタリティーをビジュアル化した新シンボルマークなど今のお若い皆さんは、知らないでしょうが、こんな時代もあったのです。
紙面の余白といい、完結にして品の良いコピーといい、リアルなイラストレーションといい、夫々の才能が一つの束となって出来上がった広告には、発注側と受注側といった偏狭な根性などいっさい見られず、ひたすら、美しさと伝えたいメッセージが目の前に展開するのみ、であります。
手作りと、膝を突き合わせて進めていったアナログの仕事には、デジタルコミュニケーションでは表せない 『間』 というものが読み取れます。
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