正岡子規の日記
日記をつける習慣は、ある時代までの大人にとって当たり前のことでしたが、今や、デスクトップ・ダイアリーとしてのブログがそれに変わりつつあるようですね・・・。
私は小学校の6年間、ほぼ毎日、日記を付けることが義務でしたから、当時はたいへん辛い思いをしたものですけれど、今、日記を読みかえすと、その頃の状況が、さっと蘇ってきますから、ありがたい事と思っています。
この正岡子規の日記は、和綴じ本に墨で書かれたものですが、絵にも卓越した才能をもっていた子規の本領発揮で、いたるところに挿絵風の水彩画が日々の記録に彩をそなえています。
日記をつけだすと、パソコンで鈍ってしまった文章構成力以外に、コラージュを入れたり、今では、チケットや領収書なども差し込んでみれば、一人ひとり独自のアートブックと化するのですから、日記が密かなブームというのにもうなづけるような気がいたします。
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