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2010年1月10日 (日)

梅原龍三郎・桜島 1935年

5_1 梅原龍三郎が鹿児島に旅行したのは1934年のことで、そこで眼にした桜島に関して、「東に面する桜島は朝青く、夕は燃えるように赤い、噴煙は時に濃く時に淡い、朝など濃藍の空と山の間に白く見えることもある。空の色・海の色・緑の色の光強く美しき事我国内地に此処に匹敵する処を自分は未だ知らない」と興奮が伝わってくるような日記をつけています。

鹿児島湾に浮ぶ火山・桜島の豪快・雄大なスケールこそが梅原が1922年にイタリアはナポリから望んだベスビオ山とダブって映り、このモチーフは浅間山と双璧の梅原定番となりました。

梅原龍三郎自身も火山のごとく、抑えることの出来ないエネルギーと生命感をキャンバスにぶつけていたパワフルな人間でしたから、生涯枯れる画趣とは対極の高温燃え滾るモチーフを追い求めていたのでしょう。

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