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2010年2月13日 (土)

北斎・佐野の冬

4 今年の大雪は全国凄まじい状況ですが、ふた昔前の信州・上越のスキー三昧の頃に積雪が戻ったような景色が毎日報道されていて、長い暖冬の時代がプツンと途切れた感じです。それでも新潟市内の記録的豪雪のテレビ報道を観ている限り、世界の気象の変化が如実に表れた感は歪めません。

このような武者震いするような中、北斎の上州佐野の冬景色をご覧いただくのもセンスなく、平にご容赦願います。

東北自動車道を北上して行くと、左上の山並みとそっくりな景色が地平線に見えて来ると、其処は間もなく佐野インターであります。手前の川は渡良瀬川でしょうか。当時からこの川を渡るのも、雪であれば風も凄そうですから、遠慮したくなるような場所であります。北斎にしてはかなり構成的にバランスの良い作品で、山間の茶系と藍色との配色バランスが絶妙な出来っぷりです。漆黒の空はこれから深々と降り続ける雪でも暗示してるのでしょうか、一瞬、雪の止んだ場景と思いがちな感覚を、揺さぶりかけてくれます。

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