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2010年2月10日 (水)

広重・亀戸 梅屋敷

Photo_3 大胆な構図により19世紀後半の西欧洋画家を仰天させた傑作でありますが、率直に、梅の木の迫力と梅の開花を遊ぶ町人のゆるい姿がコントラストの核心であります。源氏雲が迷彩柄にも見立てられる梅屋敷の囲いなど洒落すぎですね。大胆な赤と緑のコントラストなど斬新過ぎで如何なものかと陰口がそこらじゅうでたたかれた雰囲気に満ちた、浮世絵の凄さを世界に発信せしめた貢献度一番の作品です。

つくずく感心するのが、この画面にこれ以上考えられないと思わざるを得ない位置に点在する白梅です。姿・形・ふくらみも個個練り上げたもので、写実スケッチを日々練習していたのでなければ、平面技法でここまでの遠近感を表せません。

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