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2010年3月11日 (木)

1956年・寒い小学校のアトリエ

Rimg26044 鉄鋳物製のダルマストーブは、その鋳肌が真っ赤に透けそうになって、今にも溶けてしまいそうになるほど、石炭をくべていました。

今とは比較にならないほど、寒かった教室の冬、とりわけ、図画・工作を授業は校舎が離れていて、そこに入るとストーブが真っ赤になって、生徒を迎え入れてくれました。

それでも、天井の高いアトリエですから暖かいのは上ばかり、床に近い足元は寒さで厳しく、生徒は、ほっぺただけが赤くなっていました。

この絵は、クロッキーという授業で、素早く対象をスケッチするものでした。墨汁でクラスメートの北川 伸君を描いたのですが、墨汁と筆との按配が分からず、はじめはベタベタの画面となってましたが、次第にかすれた風合に興味を抱き、子供ながら枯れた境地に魅了されることになってしまいました。

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