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2010年3月 9日 (火)

琳派の蓋物

Rimg11985 このような立体の蓋物に、とんでもないアイディアを持ち込んだのが琳派と呼ばれる、アートディレクター主導型のものづくりの真骨頂かも知れません。これに限らず、硯箱にも、この意匠に似た、異空間同時展開柄が観られます。誰が最初にこのアイディアを考えついたか、諸処の説があるようですが、そんなことは、どうでもよし。

この器にぎっしりと料理が入れられ、いただいているうちに少しずつ、里山の景色が見えてくるなど、みごとな気配りですし、もてなしの受け狙い・為狙いなど関係なく、作り手の思い入れが、宴のひと時を操るわけですから、こんな作り手冥利に尽きることは、ないのです。

このような器は時空を越えた自由自在であれば反作用として、当然、この器に盛られるのは、里のものしか考えられず、昨今流行のミスマッチ感覚を盾に、海のものなど盛ってしまうと、もうダサいのひとことであります。このような器にミスマッチはご法度で、あくまでも、マッチメイトという約束ごと至上主義でなければ、宴の掟破りなのであります。

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