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2010年4月23日 (金)

安野光雅・乾いたスペイン

1809 しっとりと湿度感のある画趣を得意と思っていた、安野光雅さんですが、このようなからからの渇ききった風景も、自分のものにしています。

此処は、スペインの田舎町ですが、この土地から採られたであろう、家の壁の素材感がみごとですし、後から塗られたペンキのような塗装の質感もリアルです。

さて、建築家の描かれるドローイングには古今東西、ピンからキリまであって、人に見せることを意識したものから、自分の試行錯誤の過程を記録するためのものまで、千差万別です。以前、千駄ヶ谷のGAギャラリーでみたドローイングの展覧会では、安藤忠雄さんの神経質そうな鉛筆一本の詳細なスケッチが印象に残っているものの、安野さんのような、周りの空気感までを描ききっているとは言えませんでした。

建築が建物だけの時代に終わりを告げ、周辺の景観までも、守備範囲に入れざるを得ない状況とはなったものの、自分主義・土地本位のこの国では、自分の住まう場所にのみ精一杯でしょうから、周囲の環境にまで、神経が行き届かないといったところが、現実でしょう。せめて、地域の人との交流などは、以前にもまして盛んなようですから、頻繁に宴を催して、地球環境の将来を肴に、喧々諤々、おおいに盛り上がって欲しいものです。

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