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2010年4月 2日 (金)

広重・御殿山の花見

51834 Photo Photo_2 Photo_3 天保5年(1834)の広重による、美しすぎる眺望が現実にあったという証の一枚です。房総半島から三浦半島までを360度一望できた爽快さは、その品川沖から吹上げる海風とともに、春から夏にはご機嫌なスポットであったのです。

場所は御殿山(現在の北品川3丁目あたり)と呼ばれた、眺望絶佳・桜の名所です。それにしても眼下に展開する品川の宿場の賑いと宿場としての街並の姿など、無理を承知といえども、この時代・この土地に生まれてみたかったとつくづく思わせる、今となっては貴重な風俗資料であります。春の夕闇も迫れば品川宿からもれる灯りとのコントラストも堪らない艶っぽさがあったでしょう。この場所は今や、第一京浜を走る車が信号待ちする新八ツ山橋界隈でありますが、ちょっと裏手には天保時代の道がそのまま残されている箇所もあり、ちょっとうら寂しい感じではありますが、私の好きな銀輪徘走コースでもあります。

ところで、明治時代の地図をみると日比谷邸などは御殿山の地勢の面影もありませんが、この地を手にするにはそれなりの手練手管もあったのでしょうか・・・。

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