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2010年4月 8日 (木)

デュフィのクロッキー

Dufy8_3 小学校の高学年ともなると、図画・工作の授業内容も大人びてきて、立体にする授業内容の比率が上がってきたように記憶しています。それでもどちらかといえば平面で絵を描いたりする方が好みであった私は父のアトリエにあったセザンヌ・ピカソ・モネなどの木炭デッサンを見ては、対象を瞬時に掴む眼力に感心していました。今でも厚塗りの油絵よりは、さらっとした鉛筆デッサン系の作品に気持ちが揺らぐのはそうした子供時代の印象をいまだに引きずっている証拠かも知れませんし、性格的にやり直し(塗りなおし)の効く仕事より一発勝負の仕事に憧れているからかも知れません。

デュフィの素晴らしい『ロンシャン競馬場』の木炭デッサンというより、クロッキーといった方が的確な馬の姿には、動きを止めた瞬間の緊張感まで伝わって来るようですし、僅かな線で馬の筋肉のボリュームまで表わしていています。絵日記の欄外にでも描かれているような簡単な作品でありますが、全体の構成と重心のバランスがおみごとな一枚です。

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