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2010年5月27日 (木)

広重・真崎より望む水神の森

Photo_2 白椿の香りは繊細ながらも奥深いもので、傍を通るだけで、その霞むような上品な香りは、昨今の化粧品会社のそれなど比較にならぬほどの風雅さが格別です。

広重が得意とする空間切断法として、これは丸窓とかすかな障子を使い、みごとなまでの奥行きを強調しています。左にかすかに覗く満開の白椿とシルエットだけの花器の表現は、モダン過ぎるほどの簡潔さであります。お得意の筑波山と手前の帆掛舟の配置も、相当悩んだのでしょうが、収まるところに収まった・・・、と安堵している広重がこの画面の手前で苦笑いしているようです。

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