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2010年5月18日 (火)

簡素広告・スーパーレジェーラ 1957

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イタリアモダン建築、国際様式の先駆者、建築・デザインの初の本格的専門誌「ドムス」の創立者、テーブルウエアからエスプレッソマシン、家具、インテリアに至る優れたデザイナー。その業績を列挙すればきりがない、名実共にイタリアモダンの巨匠、ジオ・ポンティ。その代表作のひとつがスーパーレジェーラ。カッシーナ社が、初めて社外にデザインを依託して開発された記念すべき製品でもあります。その名のとおり、超軽量で、椅子の機能と美を極限まで追求した作品として、発売以来、半世紀以上にもわたり人気の衰えないロングセラーとなっています。座の籐は、現在では貴重な技術とされる手編み。フレームを組み立てた状態で工場から籐編み職人の工房まで移送、籐の座をフレームに編み込んで、再び工場へ戻すという手間のかかる工程を経て、ひとつひとつ丁寧に作られています。

様々な制約のある家具デザインの中で、1957年発売以来、現在も生産され続けられるこの椅子の新発売期の広告です。一切のコピーなどなく、「見れば分かる」そのまんまの直球広告です。ひたすらじーっと見るしかありません。さて、この名作椅子にもアイディアの源となったイタリアの伝統椅子があり、ちゃんと検索できるのですから便利な時代です。http://www.yokoyamakagu.com/meisaku/chiavari.htm

ジオ・ポンティ(1891~1979)
ミラノ生まれ。建築家・家具デザイナー。
ミラノ工科大学卒業後、1923年から1930年まで陶磁器メーカーのリチャード・ジノリ社に勤務。1928年建築デザイン雑誌「Domus」を創刊。1936年から1961年までミラノ工科大学で教鞭を執った。代表作は、家具では超軽量な椅子スーパーレジェーラ、建築ではミラノのピレリ・ビルなど。戦後のイタリアデザイン界を代表する存在として「イタリア建築デザイン界の父」と称される偉大なデザイナー。

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