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2010年6月 9日 (水)

1963 三浦半島ツーリング

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写真・佐々山厚 行程記録作成・佐々山厚

1963年8月の自転車合宿に向けて6月中頃の週末、サイクリング同好会の仲間と湘南方面を走ったときの様子です。この年の春に父に懇願して購入してもらった東叡社のブルーバード(?)というキャンピング自転車で初めての遠出でした。何処に行っても道路はこのような状態で、小石にタイヤをすくわれたり、カーブで曲がりきれず、向かいの笹薮に突っ込んだりと、参加した連中もこのツーリングで、難しいドロップハンドルのあしらい方などを体感しつつ、経験を積み重ねていきました。この翌年1964年は東京オリンピックが控え、大きな商店街を抜ける際、スピーカーから三波晴夫の『五輪音頭』http://www.youtube.com/watch?v=eNPRfOj97-k が聞こえてくると思えば、又、こちらからはPPMの『Puff』http://www.youtube.com/watch?v=Wik2uc69WbU が聞こえてくるといった時代でした。着ている半袖シャツは吉祥寺・春木屋で買って貰った、憧れのVAN JACKETボタンダウンシャツで、この頃、何故か袖をまくるのが流行っていました。

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余談ですが、当時の中高年ベテランともなれば、このようなカーブをドリフトしながら回り込む、サーカスもどきな達人技の人も多かったのです。

さて、ワンゲル(ワンダーフォーゲル)に所属していたサイクリング同好会がほぼ全員参加したツーリングはこの三浦半島が最後で、この後の夏の合宿の成果が学校側にも認められ、どうにかサイクリング部として昇格したのです。

私は中学2年から自宅のある久我山から吉祥寺までほぼ毎日自転車通学でしたから、かなり足腰には自身があったものの、この写真の金沢八景から鎌倉に至る辺りは体全体が振動しまくるダートなロードで、新品のブルックスサドルの硬さが尻に当たることも手伝い、自転車を降りても暫くの間、脳がジーンとして治まることがなかったほどです。

このツアーの後、東京サイクリングセンターを訪れサドルの硬さについて相談すると、創業者の板倉修さんが木槌を出してきて、サドルを支えている左右のスティを私のお尻の丸みに合わせるようセーム革を当てた上からたたき出し、後ろから観た曲線をさらに強く打ち直してくれました。あまりの即興加減に正直不安でしたが、再度乗ってみると、こうも違うのかと思うほどのフィット感でした。

さて、このサイクリングセンターも2008年、店を閉じてしまい、私世代の自転車の梁山泊がまた一軒なくなり、ここにも追憶の風景がまたひとつ失せてしまいました。

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