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2010年6月 1日 (火)

ノーマンロックウェル

Nr5 ノーマン・ロックウェル(1894-1978)の絵はアカデミズムからかけ離れていたものの、そのリアルさが功を奏し、著名な雑誌の表紙を飾り、又、その風貌・姿・ファッションに至るまで、写真以上のリアルさを以って、風俗資料としても一級なのです。

アメリカの中流階級の、保守層の生活を多く描いた中でも、第二次世界大戦後の時代のシリーズは、平和と長閑な慎ましい生活の空気に溢れ、その普遍的な画趣には、偏屈な藝術至上主義など観られず、ひたすら、ペイント職人として作意の無さで勝負しています。

Saturday Evening Post 1946年10月5日号の表紙を飾ったこの作品は、隣人であるWillie Gillisが戦争から帰還し、大学に通いだした頃の作品ですが、完全なアイビー、もしくはアメリカントラッドと称するメンズファッションの一時期を画したムーブメントの教科書のようです。ローファーと靴下の部分など、ディテール好きな皆様にはたまらない雰囲気が出ていますし、手元にある教科書に自分の名前を書き込んだ部分など、私も辞書にマジックインクで黒々と書いたのを思い出します。画面をセピア調に押さえ、落ち着いた画面に仕上がってますが、天井のドイツ軍のヘルメットとハーケンクロイツのペナントな何を物語っているのでしょう。

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