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2010年7月20日 (火)

Rimg29910 水彩絵具は、カートリッジペーパーのような吸水性の少ない紙に描かれると、滲み・発色・光のコントラストが明確に描く人の技術レベルをそのまま投影します。潔さが何といっても大事で躊躇いだすと、その間、絵具が勝手に動き出してしまいます。水彩画とは実は水を制御する水制画に他ならず、このコツを飲み込むと小さなことにとらわれることなく、面白いように、自由になれます。

エドワード・ホッパーさんの経年変化してやや風化したニューイングランド地方の家屋にも、ホッパーさんの技術の確かさ、水の制御、潔い筆勢が忍び込んでいます。

さて、出雲信仰・出雲伝説・出雲王国などの生まれ育った魔界バナキュラー性を背負って描き出した、水木しげるさんの独特の粘りさ・重さとは対極の、その場の光と空気を描いたモダンさが、ホッパーさんの衰えない人気の根っこでもあります。

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