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2010年9月26日 (日)

1913 四谷見附橋 渡り初め

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1913年(大正2年)、9月の記念絵葉書です。四谷見附橋の渡り初め光景ですが、この芸者衆はどちらの皆さんでしょうか。推測に過ぎませんが、四谷芸者など聞いたことありませんし、近場であれば荒木町か、又は、一大勢力の赤坂芸者衆、もしくは神楽坂芸者衆かも知れません。いずれにせよ、この時代の土木工事の近代化に伴い、東京は橋梁インフラ整備に拍車がかかっていましたから、式典につきものの華として皆さん大忙しといったところです。今のように、イベント企画会社が全国一律、金太郎飴のような式典を仕切るのでなく、地元の名士を含め、本当に参加した全員が慶んでいる空気が伝わります。

なによりも、近代化する都市整備とは裏腹な、ニッポンのクラシックが生きていたことが嬉しいですね。フロックコートにシルクハットの御仁と紋付袴とのコンビ組合せなど、これはニッポンが生み出した和洋一体の傑作ですね。

戦前の記録写真を観ていると、紋付袴にシルクハットは似合わないと思ったのか、代って、山高帽かパナマ帽の着帽が様々な式典の風俗に多く観られ、己のカタチに試行錯誤している男の姿が微笑ましくもあります。

さて、四谷見附橋の装飾的構造と照明計画が赤坂離宮とのパースペクティブを考慮した上での総合的意匠の一環であったことを知り、自転車で帰路につく際、現在のJR四谷駅舎を含め、駅周辺の意匠のお粗末さを感じざるを得ないのであります。さらに、オリジナルの四谷見附橋が八王子長池公園に現存していることさえ知りませんでした。3

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