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2010年9月15日 (水)

社会構図の象徴か・・・。

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写真(下)・鈴木芳雄

パリのヴェルサイユ宮殿に、突然現われたカワイイ世界。

世界中から一生に一度やっとの思いで訪れ、バロックの象徴に浸りたいと思っていた守旧派観光客にとっては、不愉快千万、クールジャパンキャラが宮殿を覆ってしまったのですから、抗議・反対などが起こるのも当然であるものの・・・、これはすべて、作者・村上隆にとって織り込み済み・予定調和のことに違いないのです。

異種混合・バロックとポップとのバトル・・・・などなど、二律背反の世界がヴェルサイユ宮殿で合体してしまうと、視覚攪乱・文化衝突・ハイエンドの新旧交代・・・などなど、マスコミ評価の幅も広く、まさに社会構図・風俗評論の凝縮が、このできごとを一層かき混ぜすぎといえるほど、まとまらないな方向に向かわせています。

既成秩序の破壊・反体制の意思・・・などなど、1920年代から勃興した美術界の一方のムーブメントの流れが行き着くところまで行き着き、ついに、ヴェルサイユ宮殿を乗っ取ったと考えれば、気楽なものですし、魁の皆さんには涙溢れるできごとなのであります。

『ポップカルチャーの旗手、オタク文化を利用してセレブに近づいた男』、などと揶揄される村上隆ですが、そろそろ、この世界で稼ぎまくった潤沢資金を若い世代を育てる以外、彼本来の技量の見せ所である、純日本画に還元する折り返し点のように思えてなりません。

自分で自分の未来をプロデュースできることなど、村上隆以外、世界のアーティストの中で、いや、世界の誰もが夢見たものの、実現などできないのですから・・・。

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