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2010年10月23日 (土)

シンボルマークの美しさは何処へ行ったのか。

Trade_mark_simbol420 「先ずはイメージありき!。」・・・と、教え込まれた1960年代はじめのデザイン授業に無我夢中であったものの、後半の時代はベトナム戦争への反戦運動が盛り上がり、デザインなどやっている状況ではない・・・などと野暮な学生の檄に折れ、企業との関わりが強い日本宣伝美術(日宣美)も解散となるなど、デザインという経済活動の一旦を担っていた視覚伝達の応用美術界はその後、苦難の道をたどりつつも、あの、バブル時期には毎日宴会三昧に世相も浮かれ、コピーライター・アートディレクター・空間プロデューサーなどの新ジャンルの業界人がこぼれる様に生まれました。その後、グラフィック界の沈滞が長く、代わりに、プロダクト系の吉岡徳仁さん、深澤直人さん、ナガオカケンメイさんをはじめ、原研哉さんなどが、今日のデザイン界を牽引しています。デザインをサポートする技術・素材も大きく変わり、手と頭で試行錯誤していた時代とは発想もプレゼンも別領域になってしまったものの、このLester Beall氏によるHILTON HOTEL NewYorkの美しいシンボルマークを見ていると、デザイン黎明期の長閑で優雅な時代の薫りが漂ってきます。今、最先端のデザイナーによる巷に氾濫するシンボルマークのお粗末さと比較しても、その、構成力から生まれた品格は別物なのでありますし、輝きが鈍っていませんね・・・。

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