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2010年10月28日 (木)

広重・馬の気持ちよさ!

1601

デュフィの捉えた馬のデッサンもみごとでありますが、こちらご存知・安藤広重の描くこの一枚も素晴らしい作品ですね・・・。

天性の構成主義者である広重は始めに作品のポイントと重心位置を決めてその後、脇役達を上手くバラ寿司の具をご飯に混ぜるように配置していきます。この作品などは、馬一頭々の動きが異なっていますから同じモチーフであっても、バラエティー色があって観る者を飽きさせません。東海道のどこかなのでしょうが、往来する人の按配にも時間の経緯さえ観てとることが出来るようです。働いているよりもどうやら心地よい風に当たって暫し休息する馬と、日陰を求めて遠慮なく畑に入って一服しているような旅人の構成が、リアリズムに満ちて、旅のイメージカタログとしても第一級の広重作品であります。

というのはこちらの勝手な見方でして、実は、この版画は馬の品評会をしている様子なのです。松ノ木の下では、馬を品定めしている業者が遠くから馬を比較しながら観ているのであります。

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