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2010年11月 5日 (金)

梅原龍三郎 富士山図 1956

1956 今から25年ほど前、バブルの真っ只中、ニットセーターのデザインにアーティスティックな織模様が登場し、いかにも重そうな印象を受けたものですが、梅原龍三郎さんの富士山の絵を観ていると、そのニットセーターのデザインが頭をかすめました。

梅原さんの独壇場かも知れませんが、縄文的な魂の昂ぶりが自然と絵筆を走らせてしまった・・・、とでも言いたくなるようなエネルギーの爆発です。若くしてルノワールを訪ね「デッサンは訓練できるが色彩感覚は持って生まれた君のものだ」と誉められ、生涯、色彩調合の職人として、自分の持ち味を追求しました。

この絵、富士山は既に冠雪となっているものの、秋らしい気配に満ち、まさに「山粧う(やまよそおう)」の全面展開ですが、梅原さんにとっては、自分の感性に忠実に目の前の景観をアレンジし、夕日に光る雲に至っては梅原好みの強烈補色の配色です。

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