違った雰囲気だったNew Lost City Ramblers
1968年頃だったのか、神田小川町には運動具屋をはじめ、平和堂靴屋・楽器のカワセ・ケーキと珈琲のS.Weilなどウロウロ・キョロキョロするにはうってつけの店があって、週末ともなると、よく行っていました。神保町の古書店街には文房堂での画材購入、デザイン関係の資料を探しに出かける程度で、古書店には行ってませんでした。
あるとき、小川町から御茶ノ水駅に向うとHARMONYというレコードショップを偶然見つけました。地味な店でしたが、クラシック分野を中心の店ながら、何故か、世界の民族音楽分野も展開していて、此の店の親仁さんが気難しそうな顔をして、店番をしていました。初めて入り、さらっとレコードを検索していると、Folkwayssというレーベルの洒落たジャケットを見つけました。この頃既にブルーグラスにのめり込んでましたが、ダサい格好でもなく、レトロ感溢れる扮装が私の好みと一致してしまい、大金2,500円(43年前ですよ!)を払い、勇んで家に帰りました。早速効いてみると、渋いながらも確かな演奏技術と、意識した懐旧への想いが伝わってきました。
そのバンドが、New Lost City Ramblers http://www.youtube.com/watch?v=xgn_iQhvXI4 http://www.youtube.com/watch?v=dnmdFIeB-L0 で数多くのLPを出してますが、すべてアタリであります。
時代考証・歴史展観など、民俗学的考察を踏まえつつも、長閑な音楽は秋の暖炉脇で居眠りしながら・・・といったロケーションがもっとも相応しいでしょう。
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