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2010年11月22日 (月)

府中市美術館の絵葉書

1903 昨年、府中市美術館にてドイツブラウン社のデザインに関した展覧会があり、http://white-screen.jp/2009/05/dieter_rams.php 1960年代のデザインを志す学生時代にリバースしたような、デザインの神聖性たっぷりなコンセプト・造形処理をシャワーのように浴びたのです。デザインも情報消費の渦に巻き込まれ、永い年月がたちましたが、高い志と良心・道義心に溢れた若い世代は、このブラウンのデザインを教典のように慕っているそうですから、正にこの世は輪廻転生なのであります。

帰りに、お決まりのミュージアムショップに立ち寄ると、府中界隈を水彩で描いた葉書きが何種類かあって、どれも、日本の原風景を封じ込めたような空気感に溢れ、やけに新鮮な感動がありました。

この一枚は1903年(明治36年) http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1903.html に吉田博が府中街道と思しき街道を描いたものです。経年劣化により干からびてしまった画趣には、画家が思いもよらなかった効果も出てきて、なかなかの綺麗寂びともいうべき味わいに満ちています。作品自体も常設展示されていて、当時の光景がリアルに飛び込んできます。

日本の各地では、昔の風俗・記録写真の類は地元の素封家の旦那が趣味で撮影したもの多々あれど、趣味性に埋没しリアリズムに欠けますから、このような地元に密着した自然な絵・スケッチシリーズをもっと発掘してもらいたいものであります。とくに子供の描いた「自分の町」などは観ていて作為もなくイノセントな心をそのまま画面にぶつけていますから、資料室などにコレクションすることなく、いつも常設してもらいたいものです。

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