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2010年11月 3日 (水)

和久傳の秋

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昔からの地方名産食品を包装した日本の伝統的パッケージは、元々、農業を営むかたわらに作られた木製品・竹網品・紙製品・藁製品などが多かったものの、流通革新のお蔭で、消費拡大に伴い、それまでの農閑期の片手間では間に合わなくなり、素朴な意匠のものは殆ど姿を消してしまいました。残念ではありますが、時の流れに対応できなくなったのですが、一方、日本の意匠デザインを象徴するようなモダンなパッケージも生まれています。

京都の和久傳 http://www.wakuden.jp/index_pc.html は、京都の食材を斬新な企業理念の下、優れたデザインディレクションで年間を通し展開しています。この御菓子『焼板菓子 きり栗』は、丹波栗を裏ごしし、焼き上げたものですが繊細な栗の香りを味わうには静寂な環境が望ましいほどのほのかな味であります。焼かれた栗の芳ばしさは、上等な緑茶以外受け付けない厳しさはあるものの、そのシンプルな缶の中から登場する綺麗寂びの世界は、正に、プロダクトアウトの誇りに満ちています。

崔在晧さんの白磁高台皿と合いすぎるほどのコンビネーションです。

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