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2010年12月13日 (月)

1972年 伊勢丹の生活系デザイン

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197004伊勢丹・営業統括本部との連携による商品分類・サイズ調査・都市生活者の生活行動分析など、地道な調査研究活動が裏打ちされ、商品開発も家具から家庭用品、子供用品など多岐に亘ることになり、その結果、1969年・毎日産業デザイン賞に輝いた伊勢丹研究所・インダストリアルデザイン研究室は、70年代に入ると、いっそう、商品開発に拍車がかかりました。

この商品は、テーブルウエアですが、顧客要望として、収納しやすいものを・・・、というニーズに応えるべく開発されたものです。今もそうですが、食器の売れ筋の中心はフランスかイタリア、国産であれば、ナルミ・ノリタケなどの華麗な趣きの洋陶磁器が中心で、相変わらずハレの器として存在しますから、日々の生活感から生み出したこの商品の考えは良かったものの、あまりに効能をストレートに表現してしまい、売上的には厳しいものがありました。それでも、このような立派な新聞広告を打ってもらえるなど、PR環境に恵まれて いたのも確かです。

しかし、1970年代後半になると、「モノからコトへの転換」のたとえ通り、独自な視点で商品を開発していく役目がトーンダウンし、シーズンディレクションを通した小売業界情報編集に重心が移っていき、店頭の展開計画の業務と伊勢丹主導の平場商品編集が中心となりだしました。

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