Buck Owenshは切れ味のある生ビールのようだった。
1960年代に突如として、カントリーミュージック界に旋風を起こしたBuck Owens and His Buckaroosは、西海岸の乾いた音と陽気なリズムで、それまでの東南部を中心とした生活系のテーマが売りのヒルビリー出身者を一掃してしまったパワーがありました。私も10代後半から20代のはじめでしたから当然、レコードを買い漁り、初めての日本公演では裏ルートを駆使し、かなりのベストポイントで観ることができました。
今からしてみれば大音量のステージでなかったものの、中学時代に母と一緒に初めて観たマーティ・ロビンス、ロイ・エイカフなどのカントリーとはまったく違う演奏スタイルとメリハリの効いたビートとコーラス、そしてドン・リッチさんの切れ味鋭いエレキサウンドなどなど、まさに冷えた生ビールのようにスキッとした切れ味に浸っていました。しかし、長きに亘りレコードを聴いているうち、彼等のワンパターンが気になりだし、そのうち自然と聴くこともなくなりました。
友人たちとの宴の始まりは「まあ、とりあえずビール・・・」という枕詞が決まりなように、この時代は何をさておき、「まあ、とりあえず、バック・オーエンズの曲を・・・」という決まりが、カントリーの世界だったのです。
今はレコードも売り払い、青春の記憶としてお得な二枚組CDがあるものの、長く聴いてなかったのですが、先日ラジカセで聴いてみるとこれが意外と新鮮に感じ、彼の歌手以上にギタリストとしての職人芸を再認識したところです。
1963年の大ヒット曲は、ビートルズも歌っています。http://www.youtube.com/watch?v=-oBZu_bJp9c http://www.youtube.com/watch?v=fOpgL4mqEis
映像の上目遣いがとても気になりますが、1966年、この曲も大ヒットしました。http://www.youtube.com/watch?v=g1Ygm9bvjUE
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