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2010年12月15日 (水)

琳派なカンヌ

1965

1965年、梅原龍三郎77歳のときに描いたカンヌの景色です。日本人の絵画を終生追い求め、その圧倒的な力量と色彩の強さ、そして何よりも自由奔放なデフォルメ・・・、最近よく使われる表現をそのまま頂戴すれば「元気がいただける」のであります。

1908年には既にフランス・イタリアなどに留学し、ルノワールの藝術、ナポリ・ポンペイの壁画との出会いが梅原の生涯貫く絵画の方向を決定づけました。1909年にはカーニュのアトリエにルノワールを訪ね、「ルノワール師の画くのは見ることの喜びの余りの自然行為」、「画を成すものは手でない眼だ、自然をよくご覧なさい」と教えられています。

梅原さんの有名な富士山・浅間山・紫禁城なども、天性の色彩感覚が他の追随を許さないほど野趣に溢れてますが、このカンヌも、比較論としては琳派の流れといわれてしまうのでしょうね・・・。

高度成長期、友人の家に呼ばれると、玄関には額装の朱竹画、あるいは可愛いローランサンなどが多く飾られていて、梅原さんのようなパワー全開の画は、一般の家ではインパクトが強すぎたのか、さほど見かけなかったのです。それでも、企業から送られるカレンダーの世界では、右肩上がりを金科玉条としたこともあって、梅原さんのの勢いに溢れたパワー絵画は人気がありましたね・・・。

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