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2011年2月24日 (木)

父のスケッチ 1922年 川端画学校時代

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太陽を受け光り眩しい部分と影の部分を鉛筆一本で画き分けるのは慣れてしまえば簡単ですが、初歩の頃はハードルの高い訓練であります。

私もデザインを専攻していた学生時代、デッサンは必須のようなものであり、それも彫刻家・佐藤忠良先生の直接指導でありましたから、ひたむきに生徒の持ち味を引き出してくれる佐藤先生の優しい指導振りに、些細な事も聞き漏らすまいと食らい付いていたのです。

しかし、父が川端画学校で訓練された大正後期は、佐藤先生のような優しさなど皆無で、殆ど体育会の腹筋練習のように一定のレベルに達しなければダメだしの連続で、OKが出るまで帰ることの出来ない厳しい仕打ちだったそうです。そのような厳しい修業の過程を通し、父のデッサンやスケッチが日ごとに上達していくのを遺された数十枚の中に見出すことが出来ますが、このスケッチなどはセザンヌの教則本のようなきちんとした仕上がりとなっています。14歳にしてはませた画風ですが、おそらく川端画学校のあった小石川・春日町あたりの景色かも知れません。春風に揺れる林の様子を子どもながらに的確に掴んでいます。

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コメント

川端画学校とは?と検索。ブログからお祖父様との関係とか想像していましたが・・・。お父上様の個展とかあるときは教えてください。

投稿: ひょう | 2011年2月28日 (月) 午前 12時05分

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