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2011年2月14日 (月)

父の挿絵・1936年『改造』

19362 1933年にドイツから帰った父は、本気で画家として生活していこうと考えていたのか、自分でもわからずじまいで悶々と日々を過ごしていたようですが、1920年代半ばから、当時の新潮流としての左翼運動の一端を担いでいたことも事実であり、戦前はほぼ左よりのスタンスで文筆・絵筆の両筆遣いを続けていました。

この挿絵は父が1936年2月、あの2.26事件の勃発する月に、雑誌『改造』に<在獨日本青年素描>として短文と一緒に掲載されたものです。1936年http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/year/1936.htmlはベルリンオリンピックの開催された年でもあり、http://www.youtube.com/watch?v=XXIe5GbLSUs&feature=search今から9年前、当時、一橋大学社会学部教授・加藤哲郎氏からいただいたコピーです。

この頃父は『改造』『戦旗』などの、国家治安維持監視者からすれば極めて厄介な雑誌メディアに、挿絵・コラムの類を発表してましたが、それは祖父への反抗が根っこにあってのことで、1938年頃には、祖父の支援と錚々たる執筆陣で雑誌『新風土』を発行しますが、経営者感覚皆無なこともあり、一年ほどで自ら責任放棄となってしまいました。

この挿絵、当時の風俗が盛り込まれているようですが、ヒットラーそっくりの仮面を被った女性と思しき独りが、今となっては、暗示的であります。

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コメント

お父上の絵は私が好きなフランス人の絵に似ています。名前忘れました。モダンですよね。お父上のこと、もっと知りたいです。つれづれに書いてください。素敵なお父様ですね。いつも思っています。前にコメントしたときと名前が違うかもしれません。すみません。同年です。

投稿: ひょう | 2011年2月15日 (火) 午後 09時52分

父の話も、いろいろ登場しますので、これからも宜しくお願いいたします。alpshima

投稿: ひょうさま。 | 2011年2月16日 (水) 午前 10時08分

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